阪神大震災やサリン事件から20年、そして最近は多くの異常な事件の報道が相次ぐたびに考えることがある。
事件現場の記録・確認としてのモニタリング。監視カメラなどによる無人モニタリング方式が一番確実であり、事件現場や原因の解明に役立つ。使い方・誤用・悪用の心配はあるが、二度と再現できない現場の記録として威力を発揮する。
交通事故・誘拐事件などでは、もしそこに監視カメラが設置されていたら、と思うことが多い。
最近の報道で、店舗などでの犯罪や異物混入事件が相次いでいるが、これなども監視カメラが設置され機能していれば事件解明が早いはず。
ひるがえって、犯罪の予防にもつながる。その周辺に映ってしまう一般の無関係の人たちへの影響もあるが、犯罪の深刻さ卑劣さに比較すれば、社会的価値が大きいかもしれない。
身近な事件で考えれば、我が家の近くでここ10年ほど盗難自転車の放置事例が続いている。何度警察に知らせても、警察は動こうとしない。犯人はそのような実情を知っているのかもしれない。あざ笑うように、毎回同じ場所に同じように放置してある。数日後には市役所が回収に来るということの繰り返し。駅からの終バスの少し後に行われているはずだから、その時間帯に張り込んでいれば現場を押さえられるはずだが、警察は実行しようとしない。もし監視カメラが設置されていれば、ということで、自治会で検討したが、費用が膨大で断念。
一般社会・街中・繁華街、店舗、電車・交通施設、学校などの公共施設、道路、工場、火山・河川・港湾、いたるところでモニタリング社会となるか? そのメリット・デメリットをはっきりさせて、運用できる日が待ち遠しい。
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