内部監査で不正をチェック・是正できるか?

〔もし、あの時ISOの仕組みが機能していたら?〕

 最近(に限らないが)、議員の金銭的不正疑惑が報道されることが目立ってきた。議員に限らず、不正の類は古代から後を絶たない、これからもなくなることはないに違いない。(石川五右衛門の辞世の句参照)

 中でも、「旅費交通費」や「切手を大量に購入」という事案について、報道ではあまりはっきり言わないが、これらはおそらくごくありふれた「横領の手口」であろう。「旅費交通費」は領収書無しで請求する手口、「切手購入」は購入後に金券ショップに売り渡して現金化する手口。この二つは規模・金額の差はあるが、どの政治家でもやっている手口だと推測される(やっていない議員には失礼)。

 さらに、金券ショップに並ぶ真新しいハガキ・年賀はがきの類は何だろうか。郵便局関係の売り上げノルマ強制などの「ブラック制度」が関係していることは知る人ぞ知る話だ。お金儲けに敏感な政治家がこれに目を付けないはずはない。報道関係者は、この辺をしっかりと調査・取材して、その実態を白日の下にさらしてほしいものだ。

 いろいろと前置きが長くなったが、これらの不正関連事案をISO内部監査で検出・解決・是正できるかと考えると、絶望的です。とても無理、身内の不正をあばくことなどとうてい無理、となる。特に「かばい合い精神の強い」公的組織の業務現場では無理です。

 ISOマネジメントシステムは「性善説」に基づく仕組みなので「性悪説=不正発見・是正には使えない」ということを言わざるを得ません。

~これには続きはありません~

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