モニタリング雑感「電車優先席のアナウンス」

 <代表講師の時々刻々>より再録 ~3月以前のものから転記~

 毎日毎日、目にし、耳にする光景で、今となっては気にしても仕方が無いことですが、これには「モニタリング」だけでなくほかの問題も含まれていて、マネジメントシステム運用面での参考になります。

どうしても守らせたいのなら、それなりのモニタリングの仕組みを作って“監視・測定”すべき。

 現実は電車の車掌が形式的に「優先席付近では電源を切り・・・・・」と言っているだけで、守らせる具体的な方法も何もない。優先席で携帯電話をいじっている数名の乗客は車内放送があっても、全くたじろぎもせず、気にもせず、延々とこの光景は継続されます。

心臓ペースメーカーへの悪影響を防止するための“義務的案内放送”としてどの鉄道会社もそれこそ生真面目に放送だけはしています。「本当に心臓に悪いのか?」、「ペースメーカーを入れている人は何人乗車しているのか?」、こららは不明確なまま、必要性の有無も順守されているかどうかも確認しない。

ということで、以下のような教訓を得ました。

 「必要性があるかどうか、よく考えたうえでルールを作る」

 「ルールを作ったら確実に順守させる仕組みとモニタリングの仕組みを作る」

 「その仕組みと運用面の効果を確認して、さらに改善する」

~これには「続き」はありません~

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